パプア先住民は6万年前にアフリカから大移動

パプア先住民のパプアへの大移動
アフリカより6万年前に到着

現代の人間はホモ・サピエンスであり、約20万年前にアフリカ東部で生まれたと言われている。
どういう理由か不明だが、約10万年前に出アフリカを決意した。
大きく三つのルートで世界に拡散したことが確認されている。

第一のルートは、アラビア半島からインド洋沿いを東に向かい、当時は氷河期であり海面は低く陸地であったスンダランド(現在のインドネシア)やアフラ・ランド(パプア島とオーストラリア大陸)を経て約6万年前にパプア島に到着した。
現在のメラネシアやパプア島の先住民である。一部の人間は東南アジアから北上し、中国、日本、シベリアに向かった。
ベーリング海峡は陸続きであったため、容易にアメリカ大陸に移動でき、南アメリカの最先端に辿りついたのは今から1万年前のことである。

第二のルートは、アラビア半島から中東アジアに向かい、シベリア方面に移動したと考えられている。

第三のルートは、アラビア半島から西に向かいヨーロッパにたどり着いたグループであり、現在の白人種となった。

   出典:興 亡の世界史20、人類はどこに行くのか。福井憲彦他、講談社 より

第一のルートの人種はモンゴロイドであり、日本人の祖先の縄文人ではではないかと思われる。
人骨や石器の発掘や最新のDNA分析での結果より、日本人の起源には諸説があるものの、東南アジアからの縄文人説は否定できない。

現在でもフィリピンのルソン島の山中には、パプア先住民と似た肌は黒く、縮毛のアエタ族が住んでいるが、出アフリカ人の世界拡散を示す好例である。

約6,000年前、東南アジアは現在の地形のような島嶼となっていたが、中国南部からフィリピン経由でインドネシア方面への民族の大移動があり、現在のマレー系人種となった。

その大移動によって押し出されたかのように、幻の海洋民族「ラピタ人」がパプア島より太平洋に拡散した。
ハワイ島・イースター島・クック島を結ぶポリネシアの住民の起源はパプア島を中心としたメラネシア人の末裔であり、今から僅か1000~1500年前の比較的新しい拡散である。
東南アジア起源の多くの有用植物や豚・鶏などの家畜も一緒に拡散した。

海は暖かく簡単な筏で容易にインド洋、スンダ・アフラランド地域や太平洋を行き来できた。
一方、冷たい海に住む白色系民族が太平洋に進出できたのは、大型の櫓や帆を持つ船の開発によるものであり、5~600年前の15世紀になってからである。
西洋帝国主義国家の植民地時代の幕開けである。

ブアメラの世界の先住民は既に海とは無縁のため、ブアメラが太平洋諸島に伝搬することはなく、3万年間独自の文化を守り続けることができたのである。
バリエム渓谷に住む先住民が世界に知られたのはわずか80年前、1938年のことである。
しかし、この先住民は新石器時代の生活同然であったが、ブアメラによって寒さに耐え、栄養失調にもならず世界で初めて農業を発展させ民族である。

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